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ウェストサイド物語 観劇感想

日本で初めて上演されたミュージカル、それが「ウェストサイド物語」。
1968年に宝塚歌劇団が日本に紹介しました。

劇団四季では、1974年に初演。
その後何度も再演されてきたミュージカルです。

おおまかなストーリーは知っていたものの、
ミュージカルで「ウェストサイド物語 」を観るのは初めての私は、
胸をわくわくさせながら、四季劇場秋に着きました。

四季劇場秋

まず、売店で「ウェストサイド物語」のパンフレットを購入。

ウェストサイド物語パンフレット

四季会員価格で、定価の200円引きの1500円なり。
カラー63ページの豪華版です。

ウェストサイド物語パンフレット

席に着き、パンフレットを眺めているうちに開幕の合図が。
場内が暗くなり、幕が閉じたまま、プロローグの音楽が始まります。
オーケストラの生演奏なので、迫力が違います。

幕が開き、ニューヨークのウエスト・サイドの場面が。
ジェット団とシャーク団が縄張り争いをするシーンでは、
いきなり有名なあの足を高く上げるダンスシーンが。

本当にほぼ180度開いた足が天井を向いています。
しかも3人きれいに揃っていて、ポスターのイメージ通り。

有名なフィンガースナップもかっこいいです。
そして、ダンスパーティで出会うトニーとマリア。

ミュージカルの中でも激しさでは有名なこの作品ですが、
ダンスシーンがとても多く、見所いっぱいです。
ダンサーたちの力強いステップ、高い跳躍、しなやかな動き、
ためいきが出るほどです。

これほどミュージカルらしいミュージカルを見るのは初めてです。
席は前から6番目だったので、ダンサーたちのほとばしる汗までも見えるようでした。

そして圧巻なのがマリアとトニーによる「トゥナイト」。
せつなくメロディアスな名曲です。

3時間弱があっという間でした。
ただの若者の青春劇かと思いきや、アメリカの人種差別問題など
骨太なテーマが見え隠れします。

印象的だったのが、2つのギャング団の対立で、リーダー達が死に、
残ったメンバーが警察に追われ、自嘲的に歌う「クラプキ巡査どの」。
警察から度々見下されたことに対し、自分たちが不良になったのは
大人たちが悪いからだ、と言って社会に対しての憤りを歌い上げるシーン。

現代版ロミオとジュリエットである「ウェストサイド物語」は、
悲劇で幕を下ろしますが、その後も深く考えさせられるテーマを
私たちに残します。

現代の日本も、この「ウェストサイド物語」が誕生したときと
さほど変わってはいないのではないだろうか?
子供や若者たちは、自分たちの未来に希望が抱けているだろうか?
大人たちは、彼らに対して何ができるんだろう・・・

浜松町への帰り道、「トゥナイト」を口ずさみながら、
そんなことを思っていました。

このミュージカル作品が、発表から半世紀たった今でも
色あせない理由がわかったような気がしました。

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